皆さんファッションはお好きですか?
私はSundance Channel というケーブルチャンネルが以前好きで良く観ていて、ファッ
ションに関係するシリーズも多く放送しておりました。その中でも心に残ったドキュ
メンタリーを紹介致します。
"Signe Chanel"(2005)director:Loïc Prigent
タイトルの通りシャネルで働くカールラガーフェルドやお針子さん達を追ったドキュ
メンタリーです。シャネルスーツの縁についているガロンという編み物を作ることが
できるただ一人のマダム。
コレクション直前まで変わるカールの指示に従い、変更を加えるお針子マダム達。
膨大な時間を要する刺繍を寝る間もおしんで行うマダム達。
あまりの疲労で愚痴を言い合ったりしていますが、仕事に対するプロフェッショナリ
ズム、情熱またアトリエシャネルに対する愛情がとても伝わってくると同時にシャネ
ルの彼らに対する愛情、敬意も素晴らしいです。素晴らしいクリエイションには素晴
らしい人材が必要なんだと実感させられます。そして決して一人では出来ない事も。
要所、要所に散りばめられたユーモアのある映像もとても楽しいです。
このドキュメンタリーを制作した監督は他にマークジェイコブスを題材とした、Marc
Jacobs & Louis Vuitton (2007)というドキュメンタリーや最近では Le Jour
d'Avant (The Day Before)というフェンディのカールラガーフェルド、ジャンポール
ゴルチェ、ソニアリキエル、プロエンザ・スクーラーのコレクション前のヘクティッ
クな時間を収録したドキュメンタリーも制作しています。
*残念ながらJour d'Avant (The Day Before)はまだ日本では観る事ができません。
Tomomi Ishibashi
Junior Brand Manager
ボブ・ディラン、ビヨンセ、ジャッキー・チェン、ブリトニー・スピアース。
彼らの共通点何だと思います?
1年の中で一番高額なTVCM広告枠、スーパーボウル中継の中でペプシのCMに、出演したスター達です。
ペプシは去年までの過去23年間、このスーパーボウルの広告枠に、ほぼ毎年最高額の広告料を支払っていました。
過去10回でこの枠のためだけに使った広告費は、1億4千2百万ドル、平均して1回14億円と
いうことになります。
ところがそのペプシは今年のスーパーボウルから、広告を出すのをやめてしまいました。
その代わりにプレスリリースされたのが、
「ペプシ・リフレッシュ・プロジェクト」:
http://www.refresheverything.com/
これは「社会をリフレッシュするようなアイデア」を募集し、一般の投票で選ばれたプロジェクトへ資金を提供するというものです。
社会貢献についてのそれらのアイディアは、Food&Shelter, Neighborhoods, Educationなどのカテゴリーに分かれていて、2月23日現在のランキングトップは、「ガールスカウトが作ったクッキーを海外に駐留する軍人達に送ろう!」というプロジェクトで、資金提供枠は5000ドルです。
もちろん景気の影響もあって、単純に広告費を削減したい、という意図もあると思いますが、
社会的意義にこたえながら、ソーシャルネットワーキングなどを利用したマーケティングの方が、効率的であり、かつ消費者へのインパクトも大きいという判断の結果であることは確かです。
これは、TVCMの終わりを意味するのか?とも言われていますが、その一方で、オンライン広告で最高の収益を伸ばし続けているGoogleが、今回初めてこの枠に登場しました。
日本でも放映されているような検索の中にストーリーを組み込んだ、検索窓の映像だけの
シンプルなCMは、かなり好評だったようで、放映後のGoogleへの賞賛や関連するつぶやきは、飛躍的に伸びたそうです。
この2つの動きは、相反するもののように見えますが、実は同じトレンドを反映しているのではないでしょうか?
従来から言われている「メディア間の連携」の中に、今まさに消費者自体がメディアの一部、発信源として、確立したということ。
これも含めて、単にこれまでのTVCM偏重から、全てのメディアを通してバランス良く、統一、連携されたコミュニケーションでなければ、本当のインパクトは望めないということが、「広告」に突きつけられているのではないでしょうか。
(参考)今年のスーパーボウルのCM集:
http://www.spike.com/superbowl
Yu Keishu
Vice President / Marketing Director
日本を活性化させる具体的な目標と戦略がない中、デフレの世の中が進んでいます。デフレの時代だからこそファスト・ファッションが注目を浴びています。
消費者は、今迄以上に価格意識が高まり、経済性が何よりも優先する商品を買っています。
最近の米国消費者のアパレル製品に対するエコ意識は、価格が適正であればエコ製品を優先的に購入するが、50%という数字が出ています。
これからエコロジー、持続維持の価値観の共有意識は、ますます高まりそうです。
しかしデフレ前にこだわり続けてきた本来日本が誇っていた価値観である、商品の質、デザイン、スタイル、こだわりの追求は、経済性重視の中で何処に行ってしまったのでしょうか?
日本のコア・トレンドは、常に20−30才に常に焦点があたっていて、『可愛いさ』のみの幼稚な価値観の国になってしまうのでしょうか?
日本において成熟した大人のマーケットは、何故出来ないのでしょうか?ヨーロッパに成熟した大人達の洗練さがあるのに、日本では、大人のいき場所が何故ないのでしょうか?
情報の加速化は、CEOをCFO化させ問題や課題に対して瞬時な答えを今、出さなけれならないという環境を形成しています。
その中で、人々は深く中長期的観点のソリューションを思考する時間を失い、瞬時に処理出来る情報の編集というアプローチしか選択権がありません。結果、短期的に物事を思考する様になり長期目標の『あるべき姿』から遥かかけ離れた、実体のない表面的な仕事を処理する様になりつつあります。
最近の僕達が扱うケースをみると、中長期目標の「あるべき姿」を明確にし、短期の実戦戦略を具体的に実践化させるプロジェクト依頼が、増えつつあります。
Wes Uhtang





