過日、ほとんど初めてと言ってもいい、CIA社員旅行が敢行された。
目的地は『屋久島』、2泊3日の逃避行である。
会長が開いた雑誌にあった一枚のとある宿の写真、すぐにこの旅が企画された。
休みの醍醐味は『人が働いている時に休む』、お盆前のド平日の集合は
羽田空港の早朝ビール、もう最高。普段仕事ばかりしているCIAは一瞬で
仕事から離れる癖がないとメリハリがなくなるのである、、、という言い訳をしてみる。
さて、鹿児島空港で乗換えひとっ飛びで屋久島へ到着。
縄文杉で有名な屋久島であるが、我々一行はその過酷な8時間トレッキングを避け、
1時間半のトレッキングと、ただリラックスするという旅のコンセプトを選んだ。
そして、この旅のきっかけ、『送陽邸』という素晴らしい宿に泊まった。
この宿のコンセプト、ご主人が時間をかけて手作りで作られたその風情に見られる
『ものづくりともてなしの心』に関しては当社会長からのカキコミを期待し、私からの
言及は控えよう。
縄文杉以外にも、弥生杉、千年杉など大樹はいろいろあり、宮崎駿がここで『コダマ(オーブ)』
を見て、もののけ姫を作るきっかけになったという。心が汚れてしまったのか我々には
見えなかったが、都会でコンサルをやっている我々に、もっと大きな時間の流れの中で
大事な何かを伝えようとしているのはよくわかった。。
水の島・屋久島、思ったよりも大きく、思ったよりも開けた(?)、ウミガメと精霊の島。
焼酎・三岳、トビウオ、サバブシ、トコブシ、カメノテ、、、そして何百種類の苔を楽しむ。
都会で暮らす人間はやはり、時々離れてゆっくりいろいろ考える時間が必要だ。
そう、屋久島はやっぱり雨がいい。
Takafumi Saito
Project manager
オリンピックに沸く上海の街。
新しいショッピングセンターがありとあらゆる場所で
建てられていて、世界中のブランドが
この市場を目指しているのをまざまざと感じました。
オリンピックに向けて準備してきたのは
ブランドだけではなく、もちろん上海に住む人々。
「痰を吐いてはいけない」や
「パジャマを着て外に出てはいけない」など
いろいろなルールが市民に課されていたようです。
ただ今回は短い滞在期間だったので、その変化を
感じる事はないだろうと思っていた帰国する前の日。
上海の人達の変化を感じる出来事がありました。
タクシーに乗って降りる瞬間、運転手さんに
何かをバババッと言われました。
「またケチつけてんのかな。お釣りがないから、
とかってボラれるのかな。」と思って、
聞き直してみると、なんと、
『お忘れ物のないように(中国語で)』
と言ってるではありませんか!!!
東京のタクシーでも言われないようなこと、
まさかこの上海で言われるとは。それも流しのタクシー。
上海は確実に変化しています。
Yu Keishu
Vice President / Marketing Director
そろそろクリスマス商戦の時期だけれど、リーマンショックから大分経ったのというのに、未だに日本の消費は冷えたまんまのようだ。
雇用もボーナスも厳しいご時世、こぞって巣ごもり消費なのかもしれないが、厚い雲がたれ込めている冬の空みたいな空気の重さを感じる。
その消費について、10月の末、遅い夏休みをロンドンで過ごした時に感じた事を少し書こうと思う。
写真は、ロンドンのブローマーケット。オーガニック商品を取り扱うストールが多いので、地場産オーガニック豚のソーセージサンドを昼食として選択。ストールでお兄さんがその場で焼いて焼きタマネギと一緒にパンに挟んでくれて、確か4ポンドくらいだったと記憶している。ちなみに同じ価格でソーホーあたりで中華のバイキングが食べられたりするが、私があえてオーガニック豚サンドを選ぶ理由は何かというと、目の前で焼いてくれるライブ感シズル感もあるけれど、美味しくて安心なものには理由があることを知ってるからに他ならない。
ちなみに、ソーセージ1本で、と言ったのにサービスなのか2本挟んでくれて、相当なボリュームだったけど、ぺろっと平らげました。大変、良い豚でございました。
他方、日本では今年最安値ジーンズ合戦とも言うべき、価格競争が勃発したけれど、ロンドンも例にもれず安いファストファッションにたくさんの人が群がっていた。そのうちのひとつ、プライマークを覗いてみたが、ニットのブーツ8ポンド、カットソーが3~5ポンドくらいからと、果たして先の豚サンドと同じ国、同じ都市かと思うくらいの安さ。当然、バカ安商品は、アクリル100%やナイロン100%の合成素材で賃金の安いバングラディシュやインドで生産された物である。素材はともあれ、デザインが可愛くて安いから、お客さんの支持が集まるけれど、そこにばかり注目していいものだろうか、とふと考え込んだ。
商品は基本的に、価格相応、良いものは高い、ということをほとんどの消費者は理解している。だからこそ例えばオーガニック豚のソーセージにそれなりの金額を支払って満足する。
安い方へ安い方へと競うようにあらゆる商売が寄って行っているけれど、果たして消費者は本当にそればっか買っていていいんだろうか。やれ生活防衛術だ、消費者還元だというが、高いものには理由があるように、安さにも理由がある。国内で作るのをやめて、途上国で作って人件費を落としたり、大量発注によってコストを落としたり、場合によってはついで買いや話題づくりのために利益無しでやってることもあるかもしれない。低価格の恩恵は、巡り巡って労働者でもある消費者自身の首を締めてるんじゃないかと思う。
牛丼やお弁当などで300円を切る商品も出てきたが、一消費者としてはそこまでしなくてもいいよ、と言いそうになる。安くする事ばかりが、価値じゃないことを、そろそろ思い出さないと、冷えた消費はあたたまらないんじゃないかと思うのだが。
おまけ。絞り立ての草ジュース。草食動物の気分が味わえます。
豚、解体中。
Akiko Tanaka
Marketing Planner
先月、10日間程で米国のシアトル、ポートランド、ソルトレイクシティ、ニューヨークを回ってきました。
2007年のEathdayにてニューヨーク市長のMichael Bloombergは"plaNYC"を発表し、ニューヨークをグリーンに移行する為の施策を実行しているので、2年ぶりに行くニューヨークがどれだけグリーン思考になっているか気になっていました。もちろん、話題のThe High Lineなども見てきましたが、それよりもGreen Retailという観点で気になったお店をレポートします。
■ TRADERS JOE
WHOLE FOODSのマーケットを想起させる野菜を高く積むディスプレイもまだまだ圧巻です。しかし、オーガニックなのに整理され過ぎていて、人工的な印象も感じます。一方で、Traders Joe(オーガニックにそこまで特化していないブランドですが)では、POPをリテール空間の演出として積極的に活用し、ブランド・イメージやブランド体験を構築する上で、大変重要な役割を果たしています。
リテール開発を担当する身として、「ここまでやってしまっていいんだ」という感動を受けました。
手作り感のあるPOP、一つ一つイラストが添えられたプライスカード、木箱をキッチュに模倣したピーチ用の段ボール箱が積んであるディスプレイ。POPにもブランド・アイデンティティを表現する重要な要素となり得る事実を実感しました。金曜日の午後に行った事も影響していますが、店内を一周回る程の長いレジ待ち列が店の流行を証明していました。Traders JoeでのPOP計画はSeattleにあるThe Pike Marketを思い出させてくれました。一見バラバラなデザインの様に見えるサイン達が醸し出すムード。その整理されていない雰囲気が逆に今っぽいなと感じています。
■ GREENDEPOT
もう一つ、印象に残ったGreen Retailは新しい店が次々とオープンしているBowery Street沿いにできた"GREENDEPOT"です。ハウスキーピングに関連するエコ商品のみを取り扱った専門店。洗剤からペンキ、ベビー用品まで取り揃えています。実際に商品を見ていくとそんなに買いたいものは少なく、欲しいものも見た目に比べて割高。あまり、Greenに特化し過ぎてもリテール体験としては満足いくものにはならないのかも知れません。僕なら、もっとこじんまりとした店舗でこだわり感を満足させてくれる店作りを目指したいですね。
紹介した情報のWebサイトはこちら:
www.nyc.gov/planyc2030
www.thehighline.org
www.traderjoes.com
www.pikeplacemarket.org
www.greendepot.com
Tasuku Iwano
Production Manager & Sub Researcher
日本での仕事の間隙をぬって、先日アメリカNYCを訪れた。
降り立ったのは、マンハッタンでも、SOHOでもなく、ブルックリン。
Willamsburg bridge を超えて、倉庫街の一角にあるデザイナーのオフィスを訪問する。
街中の喧噪とは違い(これはあとからわかるのだけど)、倉庫街に点在するオフィスや店は、自由でラフ。
倉庫をぶち抜いて作られたそれぞれの空間は、思い思いのレイアウトでモノ・人が行き交い、
隣のオフィス(倉庫)が空いたから、壁を倒してオフィス拡張中!なんてのもあり。
一方で、とびきりクールなインテリアとアンティークで構成されたロフトスタイルのオフィスで、自宅兼オフィスにしちゃいましたなんてものあり。
決められた箱に、ちまちまとモノを押し込んで作るなんて事はしない。
自分に合う箱をそれぞれが作りながら、考えながら、手を動かしている。
今、作っている事がかっこいい。
街の通りを行けば、小さなお店が次々に息吹を上げている。
数々の家具、インテリア、アパレルのお店に並んで、元倉庫のメリットを生かして工場と売場を合体させたチョコレートショップ「mast brothers chocolate」なんてのもある。
店の入口にはdirect tradeで遠くブルックリンに導かれたカカオの麻袋が、無造作に並び、店の奥ではグラインダーとメルティングマシーンが音を立てる。
http://www.mastbrotherschocolate.com
働き方も、生きたかも、どこか肩の力を抜きながら皆生き生きとしている。
今の東京は、どこも完成された店が多い、レストランも、カフェも、本屋もアパレルも。
デザインしすぎずに、肩の力を抜く事。それ位がほんとは心地いいのかもしれない。
彼らのWEBを覗いていたら、こんな言葉でくくられていた。
re-examine all that you have been told. Walt Whitman
もう一度、本当に普通に心地いいってことを考える時なのかもしれない。
そんな事を少し、初めてのアメリカで感じめた、今日この頃でした。
Tomohiro Morie
Project Manager





