時給197円。
平成19年度の日本の稲作農家の1農家当りの時給です。
新潟で稲作農家に囲まれながら育ってきた身としては、いろいろと考えさせられる数字です。
戦後の日本の農業は、大地主から小作人への転換を図った農地解放を背景に小規模農家が多数を占め、その後の米過剰による減反政策などを経て、産業としては難しい局面にあります。
そんな中、民主党政権が掲げる「農産物の戸別所得補償制度」が、来年度から米に限っていよいよ始まります。販売コストと販売価格の差(赤字分)を政府が負担するという政策です。
単純な競争原理では片付けられない部分はありますが、コスト意識がある農家もそうでない農家も一律に赤字分が補填される事など、本当の意味で持続可能な農業の形成に寄与する制度にはなっていないように思われます。
いずれにせよ、複雑に絡まりあった画一的な農業政策を、一度再構築する時期にきているのではないかと思います。
Shinji Hoshino
Project Assistant





