今回のCIAビルボードは、私が担当した。
仕事の傍ら、数年前から絵本を描いており、その流れで今回のイラスト掲載となった。
イラスト制作において、作業はMACで行ったが基本は全て手書きで行っている。
「自分で何かをデザインする時には、必ず自分の手を動かす」ということに昔からこだわってきた。
アプリケーションの発達によって、手書きが未熟なアートディレクターやイラストレーターもそこそこのアウトプットが出せる様になった。
また、最近ではスケッチ画が苦手なファション・デザイナーも多く、私からすれば、「そんな奴はデザイナーを名乗るな!」と言いたくなる。
何かの本で読んだのだが、某大御所デザイナーが1mmの間に手書きで10本の線を引けるスキルの重要性を語っていた。これは、自分の手(身体)を使って体験/体得したディテール感覚を持つ事で、はじめてディテールを見る目を持てるという様な内容だった。
最近では、当社のプロジェクトにおけるデザイン提案の際、CGよりも味のある手書きスケッチの方がクライアントの受けが良い場面も増えてきた。私の娘の様に2歳頃からiPhoneをガンガン使う子供が増えている様なデジタル全盛の世の中だからこそ、「自分の手を動かす」ことによるその人の考えや思想、テイストなどを伝える重要性を感じている。
Kenji Utsunomiya
COO /Architect
過日、ほとんど初めてと言ってもいい、CIA社員旅行が敢行された。
目的地は『屋久島』、2泊3日の逃避行である。
会長が開いた雑誌にあった一枚のとある宿の写真、すぐにこの旅が企画された。
休みの醍醐味は『人が働いている時に休む』、お盆前のド平日の集合は
羽田空港の早朝ビール、もう最高。普段仕事ばかりしているCIAは一瞬で
仕事から離れる癖がないとメリハリがなくなるのである、、、という言い訳をしてみる。
さて、鹿児島空港で乗換えひとっ飛びで屋久島へ到着。
縄文杉で有名な屋久島であるが、我々一行はその過酷な8時間トレッキングを避け、
1時間半のトレッキングと、ただリラックスするという旅のコンセプトを選んだ。
そして、この旅のきっかけ、『送陽邸』という素晴らしい宿に泊まった。
この宿のコンセプト、ご主人が時間をかけて手作りで作られたその風情に見られる
『ものづくりともてなしの心』に関しては当社会長からのカキコミを期待し、私からの
言及は控えよう。
縄文杉以外にも、弥生杉、千年杉など大樹はいろいろあり、宮崎駿がここで『コダマ(オーブ)』
を見て、もののけ姫を作るきっかけになったという。心が汚れてしまったのか我々には
見えなかったが、都会でコンサルをやっている我々に、もっと大きな時間の流れの中で
大事な何かを伝えようとしているのはよくわかった。。
水の島・屋久島、思ったよりも大きく、思ったよりも開けた(?)、ウミガメと精霊の島。
焼酎・三岳、トビウオ、サバブシ、トコブシ、カメノテ、、、そして何百種類の苔を楽しむ。
都会で暮らす人間はやはり、時々離れてゆっくりいろいろ考える時間が必要だ。
そう、屋久島はやっぱり雨がいい。
Takafumi Saito
Project manager
オリンピックに沸く上海の街。
新しいショッピングセンターがありとあらゆる場所で
建てられていて、世界中のブランドが
この市場を目指しているのをまざまざと感じました。
オリンピックに向けて準備してきたのは
ブランドだけではなく、もちろん上海に住む人々。
「痰を吐いてはいけない」や
「パジャマを着て外に出てはいけない」など
いろいろなルールが市民に課されていたようです。
ただ今回は短い滞在期間だったので、その変化を
感じる事はないだろうと思っていた帰国する前の日。
上海の人達の変化を感じる出来事がありました。
タクシーに乗って降りる瞬間、運転手さんに
何かをバババッと言われました。
「またケチつけてんのかな。お釣りがないから、
とかってボラれるのかな。」と思って、
聞き直してみると、なんと、
『お忘れ物のないように(中国語で)』
と言ってるではありませんか!!!
東京のタクシーでも言われないようなこと、
まさかこの上海で言われるとは。それも流しのタクシー。
上海は確実に変化しています。
Yu Keishu
Vice President / Marketing Director

CIA billboard がリニューアルしました。渋谷、東急ハンズの向かい。
昨年までは様々なアーティストとのコラボレーションによって制作してきましたが、
今回はSy Chenのディレクションに基づき、私がArt Directionを担当しました。
「CIA Inc.のDNAに立ち返る」そんな想いで創造しました。
看板には1984年に弊社が設立された当時のロゴを使用しています。
商業の社会では、なんでも「分かりやすく、読みやすく、見やすく」明快さが重要視されています。
ただし、何でも見える事で、大切な事を見落とす事もある。
万人に理解されなくても、シェアしたい空気感に気付いてくれる人がいる事を願います。
Tasuku Iwano
Art Director
CIAは現在、地域コミュニティの核となる新しい環境配慮型商業施設の開発プロジェクトに取り組んでいます。
環境配慮型建築に関しては、米国のLEED(http://www.usgbc.org/LEED)や日本のCASBEE(http://www.ibec.or.jp/CASBEE/)などの環境性能評価基準がつくられ、基準に対応する建築物が増えつつありますが、それぞれの建物を利用する人がその取組みを知る事は少ないのではないでしょうか?
環境配慮型商業施設の代表格といえるイオンレイクタウンでは、通常のイオン店舗と比較して20%のCO2削減実現のため様々な施策が実施されています。 商業施設としては少しでもその取組みを理解してもらい、集客につなげたいところですが、それが一番難しいところだといいます。
レイクタウンでは、総面積4000㎡にも及ぶ大規模な太陽電池システムや風力発電機などの設置を積極的に行っていますが、それらのCO2削減効果はたった数%にすぎません。現実にはCO2の削減量の70%を占めているのは、最新の熱源システムなどの裏方の技術なのです。しかし、これらのシステムは仕組みが複雑すぎて顧客に伝わらないため、太陽電池や風力発電機、情報表示端末などの「分かりやすい設備」にも力を入れているというのが現状です。
(イオンレイクタウンのエコ:http://www.aeon-laketown.jp/about/eco/index.html)
さらに、国の動向としても、国土交通省を中心に進めている省CO2建築物に対する補助事業である「住宅・建築物省CO2先導事業」の採択条件の中で、先導性のある技術を確保した上で「見える化」など建物ユーザーの意識や取組みを誘発する事が強く求められています。
プリウスなどのハイブリットカーにおいても、スクリーンに刻々と燃費情報が表示されることで意識化を高めています。
スポーツジムで体脂肪率や筋肉量などの情報を毎回数値化される事によって、今まで全く意識していなかった自分のカラダのことに意識が向くのと同じように、建築においてもユーザーとのコミュニケーション方法によって環境意識の誘発が可能なのではないかと思います。
我々のようなブランディング・ファームの手がける環境配慮型商業施設として、技術的に十分な性能を確保するとともに、どれだけユーザーや地域住民とのコミュニケーションを確立し、地域全体の意識を高めるシンボルとなる施設にまで高めて行けるかが鍵になると思っています。
Shinji Hoshino
Project Assistant

皆さんファッションはお好きですか?
私はSundance Channel というケーブルチャンネルが以前好きで良く観ていて、ファッ
ションに関係するシリーズも多く放送しておりました。その中でも心に残ったドキュ
メンタリーを紹介致します。
"Signe Chanel"(2005)director:Loïc Prigent
タイトルの通りシャネルで働くカールラガーフェルドやお針子さん達を追ったドキュ
メンタリーです。シャネルスーツの縁についているガロンという編み物を作ることが
できるただ一人のマダム。
コレクション直前まで変わるカールの指示に従い、変更を加えるお針子マダム達。
膨大な時間を要する刺繍を寝る間もおしんで行うマダム達。
あまりの疲労で愚痴を言い合ったりしていますが、仕事に対するプロフェッショナリ
ズム、情熱またアトリエシャネルに対する愛情がとても伝わってくると同時にシャネ
ルの彼らに対する愛情、敬意も素晴らしいです。素晴らしいクリエイションには素晴
らしい人材が必要なんだと実感させられます。そして決して一人では出来ない事も。
要所、要所に散りばめられたユーモアのある映像もとても楽しいです。
このドキュメンタリーを制作した監督は他にマークジェイコブスを題材とした、Marc
Jacobs & Louis Vuitton (2007)というドキュメンタリーや最近では Le Jour
d'Avant (The Day Before)というフェンディのカールラガーフェルド、ジャンポール
ゴルチェ、ソニアリキエル、プロエンザ・スクーラーのコレクション前のヘクティッ
クな時間を収録したドキュメンタリーも制作しています。
*残念ながらJour d'Avant (The Day Before)はまだ日本では観る事ができません。
Tomomi Ishibashi
Junior Brand Manager
神戸に帰省ついでに、チャイニーズ・ニューイヤーで混み合う中華街を横目に、 海岸通、北野坂、トアロードを練り歩きました。
普段、ここまで、ゆっくりと歩き回る事もなかったので、 神戸の街で新しい発見。
神戸には小さなお店がたくさん点在しています。
東京にはない、トレンドとは距離を置き、オーナーのこだわりが詰まった店。
その中でも、新しい動きとして、作家さんが運営する店に新鮮味を感じました。
例えば:
北野坂の外れにある「小さなあとりえ*蕾」
http://tsubomino.exblog.jp/
半畳ほどの小人の家のようなお店に雰囲気のある女主人。
栄町ビルディングのAtelier Argento
http://www.atelier-argento.com/
アクセサリー作家のアトリエ兼ショールームなのですが、インテリアがNY SHOHOにあるような佇まい。
ハンカチを購入した際にパッケージにメッセージを記入してくれるとの事で頼んでみると、その場で、カリグラフィーをこなす。
栄町通りのファブリカ
http://www.fablica.com/
基本的にキッチュなものは苦手ですが、 かなりハイセンスなキッチュで構成されたこだわりの世界観には脱帽。
栄町通りのVoyageur
ここはアクセサリーをその場で店員さんがアレンジしてくれ、セミオーダーできる。なのに、金額はすごく安い。
おそらく、販売員がアクセサリーをお店で作るので、人件費=制作費で金額が抑えられています。
アメリカのPortlandやオランダのRotterdamの様に、国際レベルの感覚を持った地方都市は憧れます。
神戸はその可能性を秘めた街だと信じていましたが、よりその想いが強くなりました。
*写真は購入したチェコの馬のマリオネット。
Tasuku Iwano
Art Director
ボブ・ディラン、ビヨンセ、ジャッキー・チェン、ブリトニー・スピアース。
彼らの共通点何だと思います?
1年の中で一番高額なTVCM広告枠、スーパーボウル中継の中でペプシのCMに、出演したスター達です。
ペプシは去年までの過去23年間、このスーパーボウルの広告枠に、ほぼ毎年最高額の広告料を支払っていました。
過去10回でこの枠のためだけに使った広告費は、1億4千2百万ドル、平均して1回14億円と
いうことになります。
ところがそのペプシは今年のスーパーボウルから、広告を出すのをやめてしまいました。
その代わりにプレスリリースされたのが、
「ペプシ・リフレッシュ・プロジェクト」:
http://www.refresheverything.com/
これは「社会をリフレッシュするようなアイデア」を募集し、一般の投票で選ばれたプロジェクトへ資金を提供するというものです。
社会貢献についてのそれらのアイディアは、Food&Shelter, Neighborhoods, Educationなどのカテゴリーに分かれていて、2月23日現在のランキングトップは、「ガールスカウトが作ったクッキーを海外に駐留する軍人達に送ろう!」というプロジェクトで、資金提供枠は5000ドルです。
もちろん景気の影響もあって、単純に広告費を削減したい、という意図もあると思いますが、
社会的意義にこたえながら、ソーシャルネットワーキングなどを利用したマーケティングの方が、効率的であり、かつ消費者へのインパクトも大きいという判断の結果であることは確かです。
これは、TVCMの終わりを意味するのか?とも言われていますが、その一方で、オンライン広告で最高の収益を伸ばし続けているGoogleが、今回初めてこの枠に登場しました。
日本でも放映されているような検索の中にストーリーを組み込んだ、検索窓の映像だけの
シンプルなCMは、かなり好評だったようで、放映後のGoogleへの賞賛や関連するつぶやきは、飛躍的に伸びたそうです。
この2つの動きは、相反するもののように見えますが、実は同じトレンドを反映しているのではないでしょうか?
従来から言われている「メディア間の連携」の中に、今まさに消費者自体がメディアの一部、発信源として、確立したということ。
これも含めて、単にこれまでのTVCM偏重から、全てのメディアを通してバランス良く、統一、連携されたコミュニケーションでなければ、本当のインパクトは望めないということが、「広告」に突きつけられているのではないでしょうか。
(参考)今年のスーパーボウルのCM集:
http://www.spike.com/superbowl
Yu Keishu
Vice President / Marketing Director

2月14日は旧正月、加えてバレンタインデー、ということで、明けて月曜の15日、会社に来たらこんな可愛らしいチョコが。
シーアイエーでは、こうした行事もちょこちょこマメに、皆で祝ったり楽しんだりするよう心がけています。
ちなみに、正月休み明けの1月6日は、フランスの行事由来のお菓子の「ガレット・ロア」で新年の運試しをし、2月4日は豆まきで鬼を払い福を招いてみました。
野菜も果物も、年中食べられるようになって、便利な反面、「旬」という感動が薄れてしまいがちな現代ですが、こうした年中行事も「旬」のひとつとして、大事にしたいものです。
さて、今年は寅年、大きな変化が有る、転換点になりやすいなどといわれる干支回りです。
世の中の閉塞感が良い方向に変われるよう、我々も良い仕事をしていきたいと考えています。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もCIAをよろしくお願い申し上げます。
さて、一年の計は元旦に有り、と申します。
1月は誰しも、良いスタートを切りたいもの。そんな思いから、今年初めてのエントリは「今年の漢字一字」になりました。
たかが一字、されど一字。
ひとりひとりの初心表明をご覧ください。
□Takafumi Saito□
「源」
情報が溢れ、変革や未来が騒がれる昨今。
辿り着いたのが農業だの、地域だの、水だの、家族だの、結局騒ぎ立てられてるものなんて
江戸時代に全部あったじゃん!何言っちゃってんの今頃。それはboomでもtrendでもない!という部分を最近再確認しています。
「あの頃はよかったとか過去を振り返るんじゃなくて、そもそも一周まわって幸せって変わってない。」を大事にしたい。
本質は紀元前から変わらない。2010年は次世代でなくて「本質」が問われているという意味でこの字を選びます。
□Tasuku Iwano□
「仁」
マイケル・ムーア監督の映画”Capitalism”でも、提示されている様に、ずれた資本主義の社会に必要なのは「思いやりの心」ではと素直に考えます。
また、2010年は個人的に「Be kind to be cruel」でなく「Be Cruel to be kind」になれるように成長します。
□Yu Keishu□
「結」
ひとつひとつの縁を大事に結ぶ。
終局をむかえるべきものは潔く結ぶ。
それぞれの瞬間に真剣に向き合う年にしたいです。
□Shinji Hoshino□
「芯」
田舎者が東京で暮らしていると見失いがちですが、
物事の芯はいつも意識していたいと思っています。
□Akiko Tanaka□
「展」
雌伏から発芽へ。
花が咲くかどうかは別として、幹なり葉なりを伸ばして行きたいという思いです。
間違って、徒花にならないよう精進します。
□Tomohiro Morie□
*これまでの皆さんのコメントは、アカデミックだったりしますが、僕はやっぱり根性論でいきます。
「鍛」
まじめに、本年実家で書いた僕の書き初めです。
30代になって、緩んだカラダと、やや疲れ気味の精神を再度鋼のように鍛える。健全な精神は、健全な体に宿るのです。
「鍛」の持つ意味:金属を打ちたたいて上質のものにする、に沿って鍛えるだけでなく、さらに上質なモノへと進化させたいと思います。





