神戸に帰省ついでに、チャイニーズ・ニューイヤーで混み合う中華街を横目に、 海岸通、北野坂、トアロードを練り歩きました。
普段、ここまで、ゆっくりと歩き回る事もなかったので、 神戸の街で新しい発見。
神戸には小さなお店がたくさん点在しています。
東京にはない、トレンドとは距離を置き、オーナーのこだわりが詰まった店。
その中でも、新しい動きとして、作家さんが運営する店に新鮮味を感じました。
例えば:
北野坂の外れにある「小さなあとりえ*蕾」
http://tsubomino.exblog.jp/
半畳ほどの小人の家のようなお店に雰囲気のある女主人。
栄町ビルディングのAtelier Argento
http://www.atelier-argento.com/
アクセサリー作家のアトリエ兼ショールームなのですが、インテリアがNY SHOHOにあるような佇まい。
ハンカチを購入した際にパッケージにメッセージを記入してくれるとの事で頼んでみると、その場で、カリグラフィーをこなす。
栄町通りのファブリカ
http://www.fablica.com/
基本的にキッチュなものは苦手ですが、 かなりハイセンスなキッチュで構成されたこだわりの世界観には脱帽。
栄町通りのVoyageur
ここはアクセサリーをその場で店員さんがアレンジしてくれ、セミオーダーできる。なのに、金額はすごく安い。
おそらく、販売員がアクセサリーをお店で作るので、人件費=制作費で金額が抑えられています。
アメリカのPortlandやオランダのRotterdamの様に、国際レベルの感覚を持った地方都市は憧れます。
神戸はその可能性を秘めた街だと信じていましたが、よりその想いが強くなりました。
*写真は購入したチェコの馬のマリオネット。
Tasuku Iwano
Art Director
ボブ・ディラン、ビヨンセ、ジャッキー・チェン、ブリトニー・スピアース。
彼らの共通点何だと思います?
1年の中で一番高額なTVCM広告枠、スーパーボウル中継の中でペプシのCMに、出演したスター達です。
ペプシは去年までの過去23年間、このスーパーボウルの広告枠に、ほぼ毎年最高額の広告料を支払っていました。
過去10回でこの枠のためだけに使った広告費は、1億4千2百万ドル、平均して1回14億円と
いうことになります。
ところがそのペプシは今年のスーパーボウルから、広告を出すのをやめてしまいました。
その代わりにプレスリリースされたのが、
「ペプシ・リフレッシュ・プロジェクト」:
http://www.refresheverything.com/
これは「社会をリフレッシュするようなアイデア」を募集し、一般の投票で選ばれたプロジェクトへ資金を提供するというものです。
社会貢献についてのそれらのアイディアは、Food&Shelter, Neighborhoods, Educationなどのカテゴリーに分かれていて、2月23日現在のランキングトップは、「ガールスカウトが作ったクッキーを海外に駐留する軍人達に送ろう!」というプロジェクトで、資金提供枠は5000ドルです。
もちろん景気の影響もあって、単純に広告費を削減したい、という意図もあると思いますが、
社会的意義にこたえながら、ソーシャルネットワーキングなどを利用したマーケティングの方が、効率的であり、かつ消費者へのインパクトも大きいという判断の結果であることは確かです。
これは、TVCMの終わりを意味するのか?とも言われていますが、その一方で、オンライン広告で最高の収益を伸ばし続けているGoogleが、今回初めてこの枠に登場しました。
日本でも放映されているような検索の中にストーリーを組み込んだ、検索窓の映像だけの
シンプルなCMは、かなり好評だったようで、放映後のGoogleへの賞賛や関連するつぶやきは、飛躍的に伸びたそうです。
この2つの動きは、相反するもののように見えますが、実は同じトレンドを反映しているのではないでしょうか?
従来から言われている「メディア間の連携」の中に、今まさに消費者自体がメディアの一部、発信源として、確立したということ。
これも含めて、単にこれまでのTVCM偏重から、全てのメディアを通してバランス良く、統一、連携されたコミュニケーションでなければ、本当のインパクトは望めないということが、「広告」に突きつけられているのではないでしょうか。
(参考)今年のスーパーボウルのCM集:
http://www.spike.com/superbowl
Yu Keishu
Vice President / Marketing Director

2月14日は旧正月、加えてバレンタインデー、ということで、明けて月曜の15日、会社に来たらこんな可愛らしいチョコが。
シーアイエーでは、こうした行事もちょこちょこマメに、皆で祝ったり楽しんだりするよう心がけています。
ちなみに、正月休み明けの1月6日は、フランスの行事由来のお菓子の「ガレット・ロア」で新年の運試しをし、2月4日は豆まきで鬼を払い福を招いてみました。
野菜も果物も、年中食べられるようになって、便利な反面、「旬」という感動が薄れてしまいがちな現代ですが、こうした年中行事も「旬」のひとつとして、大事にしたいものです。
さて、今年は寅年、大きな変化が有る、転換点になりやすいなどといわれる干支回りです。
世の中の閉塞感が良い方向に変われるよう、我々も良い仕事をしていきたいと考えています。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もCIAをよろしくお願い申し上げます。
さて、一年の計は元旦に有り、と申します。
1月は誰しも、良いスタートを切りたいもの。そんな思いから、今年初めてのエントリは「今年の漢字一字」になりました。
たかが一字、されど一字。
ひとりひとりの初心表明をご覧ください。
□Takafumi Saito□
「源」
情報が溢れ、変革や未来が騒がれる昨今。
辿り着いたのが農業だの、地域だの、水だの、家族だの、結局騒ぎ立てられてるものなんて
江戸時代に全部あったじゃん!何言っちゃってんの今頃。それはboomでもtrendでもない!という部分を最近再確認しています。
「あの頃はよかったとか過去を振り返るんじゃなくて、そもそも一周まわって幸せって変わってない。」を大事にしたい。
本質は紀元前から変わらない。2010年は次世代でなくて「本質」が問われているという意味でこの字を選びます。
□Tasuku Iwano□
「仁」
マイケル・ムーア監督の映画”Capitalism”でも、提示されている様に、ずれた資本主義の社会に必要なのは「思いやりの心」ではと素直に考えます。
また、2010年は個人的に「Be kind to be cruel」でなく「Be Cruel to be kind」になれるように成長します。
□Yu Keishu□
「結」
ひとつひとつの縁を大事に結ぶ。
終局をむかえるべきものは潔く結ぶ。
それぞれの瞬間に真剣に向き合う年にしたいです。
□Shinji Hoshino□
「芯」
田舎者が東京で暮らしていると見失いがちですが、
物事の芯はいつも意識していたいと思っています。
□Akiko Tanaka□
「展」
雌伏から発芽へ。
花が咲くかどうかは別として、幹なり葉なりを伸ばして行きたいという思いです。
間違って、徒花にならないよう精進します。
□Tomohiro Morie□
*これまでの皆さんのコメントは、アカデミックだったりしますが、僕はやっぱり根性論でいきます。
「鍛」
まじめに、本年実家で書いた僕の書き初めです。
30代になって、緩んだカラダと、やや疲れ気味の精神を再度鋼のように鍛える。健全な精神は、健全な体に宿るのです。
「鍛」の持つ意味:金属を打ちたたいて上質のものにする、に沿って鍛えるだけでなく、さらに上質なモノへと進化させたいと思います。
渋谷東急ハンズ前に設置してあるCIA BILLBOARDを昨年末にリニューアルしました。
今回はLA在住のアーティスト、Noreenの作品です。
NoreenはCIAの初代Art Directorとして活躍されていた様で、CIAらしい哲学的なデザインを提供してくれました。
実はNoreenには別のもっと魅力的なデザインを提案してもらっていたのですが、広告看板の管理側から承認が取れませんでした。
$1札のパロディーで、CIAの年賀状では活用できたのですが、やはりパブリックには展開が難しかったです。
今年も様々なクリエイターとのコラボレーションで、CIAらしいクリエイティブを模索し続けます。
Tasuku Iwano
Art Director
そろそろクリスマス商戦の時期だけれど、リーマンショックから大分経ったのというのに、未だに日本の消費は冷えたまんまのようだ。
雇用もボーナスも厳しいご時世、こぞって巣ごもり消費なのかもしれないが、厚い雲がたれ込めている冬の空みたいな空気の重さを感じる。
その消費について、10月の末、遅い夏休みをロンドンで過ごした時に感じた事を少し書こうと思う。
写真は、ロンドンのブローマーケット。オーガニック商品を取り扱うストールが多いので、地場産オーガニック豚のソーセージサンドを昼食として選択。ストールでお兄さんがその場で焼いて焼きタマネギと一緒にパンに挟んでくれて、確か4ポンドくらいだったと記憶している。ちなみに同じ価格でソーホーあたりで中華のバイキングが食べられたりするが、私があえてオーガニック豚サンドを選ぶ理由は何かというと、目の前で焼いてくれるライブ感シズル感もあるけれど、美味しくて安心なものには理由があることを知ってるからに他ならない。
ちなみに、ソーセージ1本で、と言ったのにサービスなのか2本挟んでくれて、相当なボリュームだったけど、ぺろっと平らげました。大変、良い豚でございました。
他方、日本では今年最安値ジーンズ合戦とも言うべき、価格競争が勃発したけれど、ロンドンも例にもれず安いファストファッションにたくさんの人が群がっていた。そのうちのひとつ、プライマークを覗いてみたが、ニットのブーツ8ポンド、カットソーが3~5ポンドくらいからと、果たして先の豚サンドと同じ国、同じ都市かと思うくらいの安さ。当然、バカ安商品は、アクリル100%やナイロン100%の合成素材で賃金の安いバングラディシュやインドで生産された物である。素材はともあれ、デザインが可愛くて安いから、お客さんの支持が集まるけれど、そこにばかり注目していいものだろうか、とふと考え込んだ。
商品は基本的に、価格相応、良いものは高い、ということをほとんどの消費者は理解している。だからこそ例えばオーガニック豚のソーセージにそれなりの金額を支払って満足する。
安い方へ安い方へと競うようにあらゆる商売が寄って行っているけれど、果たして消費者は本当にそればっか買っていていいんだろうか。やれ生活防衛術だ、消費者還元だというが、高いものには理由があるように、安さにも理由がある。国内で作るのをやめて、途上国で作って人件費を落としたり、大量発注によってコストを落としたり、場合によってはついで買いや話題づくりのために利益無しでやってることもあるかもしれない。低価格の恩恵は、巡り巡って労働者でもある消費者自身の首を締めてるんじゃないかと思う。
牛丼やお弁当などで300円を切る商品も出てきたが、一消費者としてはそこまでしなくてもいいよ、と言いそうになる。安くする事ばかりが、価値じゃないことを、そろそろ思い出さないと、冷えた消費はあたたまらないんじゃないかと思うのだが。
おまけ。絞り立ての草ジュース。草食動物の気分が味わえます。
豚、解体中。
Akiko Tanaka
Marketing Planner
日本を活性化させる具体的な目標と戦略がない中、デフレの世の中が進んでいます。デフレの時代だからこそファスト・ファッションが注目を浴びています。
消費者は、今迄以上に価格意識が高まり、経済性が何よりも優先する商品を買っています。
最近の米国消費者のアパレル製品に対するエコ意識は、価格が適正であればエコ製品を優先的に購入するが、50%という数字が出ています。
これからエコロジー、持続維持の価値観の共有意識は、ますます高まりそうです。
しかしデフレ前にこだわり続けてきた本来日本が誇っていた価値観である、商品の質、デザイン、スタイル、こだわりの追求は、経済性重視の中で何処に行ってしまったのでしょうか?
日本のコア・トレンドは、常に20−30才に常に焦点があたっていて、『可愛いさ』のみの幼稚な価値観の国になってしまうのでしょうか?
日本において成熟した大人のマーケットは、何故出来ないのでしょうか?ヨーロッパに成熟した大人達の洗練さがあるのに、日本では、大人のいき場所が何故ないのでしょうか?
情報の加速化は、CEOをCFO化させ問題や課題に対して瞬時な答えを今、出さなけれならないという環境を形成しています。
その中で、人々は深く中長期的観点のソリューションを思考する時間を失い、瞬時に処理出来る情報の編集というアプローチしか選択権がありません。結果、短期的に物事を思考する様になり長期目標の『あるべき姿』から遥かかけ離れた、実体のない表面的な仕事を処理する様になりつつあります。
最近の僕達が扱うケースをみると、中長期目標の「あるべき姿」を明確にし、短期の実戦戦略を具体的に実践化させるプロジェクト依頼が、増えつつあります。
Wes Uhtang
先月、10日間程で米国のシアトル、ポートランド、ソルトレイクシティ、ニューヨークを回ってきました。
2007年のEathdayにてニューヨーク市長のMichael Bloombergは"plaNYC"を発表し、ニューヨークをグリーンに移行する為の施策を実行しているので、2年ぶりに行くニューヨークがどれだけグリーン思考になっているか気になっていました。もちろん、話題のThe High Lineなども見てきましたが、それよりもGreen Retailという観点で気になったお店をレポートします。
■ TRADERS JOE
WHOLE FOODSのマーケットを想起させる野菜を高く積むディスプレイもまだまだ圧巻です。しかし、オーガニックなのに整理され過ぎていて、人工的な印象も感じます。一方で、Traders Joe(オーガニックにそこまで特化していないブランドですが)では、POPをリテール空間の演出として積極的に活用し、ブランド・イメージやブランド体験を構築する上で、大変重要な役割を果たしています。
リテール開発を担当する身として、「ここまでやってしまっていいんだ」という感動を受けました。
手作り感のあるPOP、一つ一つイラストが添えられたプライスカード、木箱をキッチュに模倣したピーチ用の段ボール箱が積んであるディスプレイ。POPにもブランド・アイデンティティを表現する重要な要素となり得る事実を実感しました。金曜日の午後に行った事も影響していますが、店内を一周回る程の長いレジ待ち列が店の流行を証明していました。Traders JoeでのPOP計画はSeattleにあるThe Pike Marketを思い出させてくれました。一見バラバラなデザインの様に見えるサイン達が醸し出すムード。その整理されていない雰囲気が逆に今っぽいなと感じています。
■ GREENDEPOT
もう一つ、印象に残ったGreen Retailは新しい店が次々とオープンしているBowery Street沿いにできた"GREENDEPOT"です。ハウスキーピングに関連するエコ商品のみを取り扱った専門店。洗剤からペンキ、ベビー用品まで取り揃えています。実際に商品を見ていくとそんなに買いたいものは少なく、欲しいものも見た目に比べて割高。あまり、Greenに特化し過ぎてもリテール体験としては満足いくものにはならないのかも知れません。僕なら、もっとこじんまりとした店舗でこだわり感を満足させてくれる店作りを目指したいですね。
紹介した情報のWebサイトはこちら:
www.nyc.gov/planyc2030
www.thehighline.org
www.traderjoes.com
www.pikeplacemarket.org
www.greendepot.com
Tasuku Iwano
Production Manager & Sub Researcher
時給197円。
平成19年度の日本の稲作農家の1農家当りの時給です。
新潟で稲作農家に囲まれながら育ってきた身としては、いろいろと考えさせられる数字です。
戦後の日本の農業は、大地主から小作人への転換を図った農地解放を背景に小規模農家が多数を占め、その後の米過剰による減反政策などを経て、産業としては難しい局面にあります。
そんな中、民主党政権が掲げる「農産物の戸別所得補償制度」が、来年度から米に限っていよいよ始まります。販売コストと販売価格の差(赤字分)を政府が負担するという政策です。
単純な競争原理では片付けられない部分はありますが、コスト意識がある農家もそうでない農家も一律に赤字分が補填される事など、本当の意味で持続可能な農業の形成に寄与する制度にはなっていないように思われます。
いずれにせよ、複雑に絡まりあった画一的な農業政策を、一度再構築する時期にきているのではないかと思います。
Shinji Hoshino
Project Assistant
Let’s not talk about green, and while we’re at it, let’s not talk about climate change, environmentalism or being socially responsible. Instead, let’s talk about efficiency and reflecting the true cost of our lifestyle choices in our product prices. This is the surest way to move our society toward a sustainable future.
We are approaching the eye of the needle when smarter companies realize that we are running out of cheap resources and the cost of raw materials will only go higher. The recent run up and subsequent decline in gasoline prices is indicative of a worldwide trend in higher raw material costs. Given increased population, increased demand from developing countries and a finite planet, this should come as no surprise to anyone – even climate change deniers.
At the same time, budget-starved governments are increasingly reluctant to subsidize the inefficiencies, waste and toxic byproducts of business, like carbon that will inevitably become a cost of production and will ultimately be reflected in higher consumer prices. In fact, wherever we see huge corporations, we are likely to see huge subsidies and deferred costs. Why is it that government foots most of the bill to clean up rivers, estuaries and Super Fund sites, problems caused by business? Why should government subsidize the oil industry – or the nuclear industry? Why doesn’t the price of a nuclear-generated kilowatt-hour reflect the 100-plus years needed to decommission a plant, or to bury the spent fuel, or to properly insure lives and property in the event of accident? Why don’t we see the health costs of burning coal reflected in that industry’s energy prices? Why isn’t the cost of recycling plastic bottles or pulling them out of the ocean built into the price of a Coke? Why should giant agribusiness receive farm subsidies designed for smaller family farms while evading the medical costs associated with modern eating habits they promote?
Conservatives and some pro-business groups howl when we suggest change, but why should elected officials support corporate socialism when they won’t support civic socialism? Why should taxpayers support dinosaur industries when those subsidies could be used to seed new, more efficient and healthier ones? Why should a kilowatt-hour of clean wind energy cost more than one that comes from dirty coal, when the difference is hidden in deferred cost and subsidies?
Environmentalism and climate change is a convenient whipping boy for those intent on protecting vested interests. However, if the subject is changed to address efficiency and the elimination of subsidies to inefficient businesses, we have a new dialog based on price.
In this environment, companies that rapidly move toward more efficient models (call it greening if you like) will survive. Those that don't won't.
Richard Seireeni
Founder & Brand Architect
Richard Seireeni is president of The Brand Architect Group, Los Angeles (http://www.brandarchitect.com), a strategic brand consultancy with affiliated offices in Tokyo and Shanghai. Richard Seireeni is the author of a new book on the marketing experiences of over two-dozen US green companies published by Chelsea Green Publishing. The book is titled The Gort Cloud (http://www.thegortcloud.com) and describes the invisible network that is powering today’s most successful green brands.
Note:
This post is part of Blog Action Day, which occurs every year uniting the world's bloggers in posting about the same issue on the same day.
http://www.blogactionday.org





